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循環器科の症例紹介

当院の循環器疾患、治療例の一部をご紹介します。今後も順次追加致します。

■ 僧帽弁閉鎖不全症 : 症例1症例2症例3症例4症例5症例6
■ 肥大型心筋症   : 症例1
■ 拡張型心筋症
■ 先天性心疾患   : 症例1

僧帽弁閉鎖不全症

症例1:【マルチーズ 12歳齢 去勢オス】


ABC


A:胸部レントゲン写真 正面像
B:胸部レントゲン写真 側面像
C:超音波 僧帽弁逆流、三尖弁逆流、大動脈弁逆流の動画

左側胸壁心尖部領域を最強点とするLevine 5/6の収縮期性心雑音が聴取された。
胸部レントゲン検査において重度の心拡大と肺水腫が認められた。超音波検査では、重度の僧帽弁閉鎖不全症、三尖弁閉鎖不全症、中程度の大動脈弁閉鎖不全症を合併していることが判明した。三尖弁逆流速度から肺高血圧症が示唆された。
ACE阻害薬、ピモベンダン、硝酸イソソルビド徐放剤、ベラプロストナトリウム、利尿剤としてフロセミドとスピロノラクトンを用いて治療を行った。

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症例2:【キャバリア・キングチャールズ・スパニエル 6ヶ月齢 去勢オス】


ABCD


A:胸部レントゲン写真 正面像
B:胸部レントゲン写真 側面像
C:超音波画像 僧帽弁逆流
D:超音波画像 肺動脈弁逆流の測定

左側胸壁心尖部領域より間欠的にLevine 2/6の収縮期性心雑音が聴取された。
軽度の心拡大が認められ、超音波検査において僧帽弁と肺動脈弁領域での逆流を認めた。
年齢から弁の低形成が予想された。心不全徴候を呈していないことから現在はACE阻害薬のみで治療を行っている。僧帽弁領域に関しては今後、外科的治療の可能性が示唆されている。

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症例3:【ACVIM StageB1 マルチーズ 14歳 避妊雌】


ABCD


A:胸部レントゲン写真 側面像
B:胸部レントゲン写真 正面像
C:超音波 僧帽弁逆流のカラードップラー画像
D:超音波 La/Ao比(左心房拡大の指標):正常値

左側胸壁心尖部領域よりLevine 2/6の収縮期性心雑音が聴取された。心不全徴候なし。心拡大は認められず、超音波検査において僧帽弁領域での逆流を認めた。心不全徴候を呈していないことから現在はACE阻害薬のみで治療を行っている。

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症例4:【ACVIM StageB2 マルチーズ 12歳 避妊雌】


ABCD


A:胸部レントゲン写真 側面像
B:胸部レントゲン写真 正面像
C:超音波 僧帽弁逆流のカラードップラー画像
D:超音波 La/Ao比:やや拡大

左側胸壁心尖部領域よりLevine 3/6の収縮期性心雑音が聴取された。心不全徴候なし。超音波検査において僧帽弁領域での逆流を認めた。レントゲン上の顕著な心拡大は認められないが、心エコー検査上La/Ao比(左心房拡大の指標)が、やや上昇していた。心不全徴候を呈していないことから、現在はACE阻害薬のみで治療を行っている。

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症例5:【ACVIM StageC マルチ―ズ 10歳 避妊雌】


ABCD


A:胸部レントゲン写真 側面像
B:胸部レントゲン写真 正面像
C:超音波 僧帽弁逆流のカラードップラー画像
D:La/Ao比の拡大あり

左側胸壁心尖部領域を最強点とするLevine 5/6の収縮期性心雑音が聴取された。夜間のみ、一時的に咳が認められるが、運動不耐性はない。胸部レントゲン検査において心拡大あり。超音波検査では、重度の僧帽弁閉鎖不が認められた。ACE阻害薬、ピモベンダン、硝酸イソソルビド徐放剤、利尿剤としてフロセミドを用いて治療を行っている。


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症例6:【ACVIM StageD ビーグル 10歳 去勢雄】


ABCD


A:胸部レントゲン写真 側面像
B:胸部レントゲン写真 正面像
C:超音波 僧帽弁逆流のカラードップラー画像
D:La/Ao比の重度拡大あり

左側胸壁心尖部領域を最強点とするLevine 5/6の収縮期性心雑音が聴取された。安静時にも咳が認められる。胸部レントゲン検査において重度の心拡大が及び肺水腫が認められた。超音波検査では、重度の僧帽弁閉鎖不全、三尖弁閉鎖不全が認められた。三尖弁逆流速度から肺高血圧症が示唆された。ACE阻害薬、ピモベンダン、硝酸イソソルビド徐放剤、ベラプロストナトリウム、利尿剤としてフロセミド及びスピロノラクトンを用いて治療を行っている。

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肥大型心筋症

症例1:閉塞型肥大型心筋症(HOCM)【アメリカン・ショートヘア 4歳齢 去勢オス】

ABCD


A:胸部レントゲン写真 正面像
B:胸部レントゲン写真 側面像
C:超音波写真 僧帽弁逆流と左室流出路狭窄
D:超音波写真 狭窄部の異常血流速度の測定

1年ほど前より左側胸壁からLevine 3/6の心雑音が聴取されていた。雑音の精査のため、心エコー検査を行ったところ、左室流出路の狭窄を伴う肥大型心筋症(閉塞型肥大型心筋症)と判明した。心室の拡張性を上げるため、βブロッカーであるカルベジロールを用いた治療を行っている。肥大型心筋症は犬の心疾患のように、心拡大を認めないことも多く、レントゲン写真のみで心疾患の有無を判断する事が出来ない。また、閉塞を伴わない肥大型心筋症と異なり、閉塞型の本疾患の治療に対し、Caチャネルブロッカーは推奨されない。

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拡張型心筋症

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先天性心疾患

症例1:動脈管開存症(PDA)【マルチーズ×トイ・プードルMix 1歳齢 メス】

ABCD


A:胸部レントゲン写真 正面像
B:胸部レントゲン写真 側面像
C:超音波写真 動脈管開存症の異常血流
D:超音波写真 僧帽弁逆流

左側胸壁よりLevine 4/6の連続性心雑音が聴取された。胸部レントゲン検査において心拡大が認められ、超音波検査においても肺動脈領域に連続的な異常血流が観察された。大学病院を紹介受診され、手術が行われた。現在はACE阻害薬のみの内服で補助的治療を行っている。

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